「カメラを買うなら時期はいつがいい?」「今買うべきか、セールまで待つべきか迷う…」
そんなモヤモヤを感じながら調べている方は多いと思います。
カメラは安い買い物ではないので、どうせなら少しでもお得に、そして後悔の少ないタイミングで手に入れたいですよね。
ただ、カメラの価格は新製品の発売時期やセールシーズン、型落ち・中古の流通など、いくつもの要素が絡んで動きます。
この記事では、「カメラを買うなら時期は?」という疑問に対して、必要なタイミングとお得なタイミングをどう両立させるかを、わかりやすく整理していきます。
ミラーレス・一眼レフ・コンデジ・中古カメラ、それぞれの考え方や、イベント別のタイミング、安く買うためのコツまで、順番に解説していきます。
カメラを買うなら時期は?結論は「必要なタイミング」と「安くなりやすい時期」のバランス
まずお伝えしたいのは、「撮りたいタイミングに間に合うこと」も、とても大切な基準になるということです。
「欲しいときが買い時」と言われる理由
カメラを買う理由の多くは、
- 子どもの入学式・運動会・七五三などの行事をしっかり残したい
- 旅行や新婚旅行で写真をたくさん撮りたい
- 趣味で風景・星空・スポーツ撮影に挑戦したい
といった、具体的なイベントや「撮りたいイメージ」がきっかけになっています。
イベントの日程は待ってくれないので、「もう少し安くなるかも」と迷っているうちに、そのタイミングを逃してしまうこともあります。
また、新しいカメラに慣れるには、ある程度の練習時間も必要です。
大事な本番(運動会や旅行)の直前ではなく、少し前に購入して慣れておく方が安心です。
それでも「カメラが安くなりやすい時期」を知っておく価値
一方で、すぐに必要ではない場合や、買い替え・ステップアップを考えている場合は、価格が下がりやすい時期を知っておくと、予算を抑えやすくなります。
この記事では、
- 新製品発売後の価格が落ち着くタイミング
- 家電量販店や通販サイトのセール時期
- 型落ちや中古カメラの狙い目
といった「安くなりやすいタイミング」と、「撮りたいイベントに間に合うタイミング」をどう組み合わせるかを軸に考えていきます。
カメラが安い時期はいつ?年間の「買い時」イメージ
カメラだけに限りませんが、日本の家電やデジタル機器には、価格が下がりやすい季節・時期があります。ここでは、年間を通して「ねらい目」とされるタイミングを整理してみます。
1.新製品発売から2〜3か月後は価格が落ち着きやすい
多くのカメラは、発売直後がいちばん高く、その後少しずつ値段が落ち着いていくと言われています。「どうしても発売日に欲しい!」という場合を除けば、発売から2〜3か月ほど待つと、価格が安定してくるケースが多いとされています。
このタイミングは、
- 最新モデルが欲しい
- でも、発売直後の一番高い時期は避けたい
という人に向いている考え方です。
2.新シリーズ発表前後は「型落ちモデル」のねらい目
メーカーが新シリーズを発表すると、ひとつ前のモデル(型落ち)の価格が下がることがあります。性能的にはまだ十分でも、型番が一世代前になるだけで、価格が下がる場合があるため、
- 最新機能に強くこだわらない
- コストパフォーマンスを重視したい
という人には有力な選択肢です。
3.日本のセールシーズンを活用する
日本のショップや通販サイトでは、以下のような時期に家電全般のセールが行われることが多く、カメラが対象になることもあります。
- 1月:初売り・福袋セール
- 2〜3月:決算セール・在庫処分セール
- 3〜4月:「新生活応援」セール(家電全般が安くなりやすい)
- 6〜7月:ボーナス時期のセール
- 11月:ブラックフライデー、年末に向けた大型セール
- 12月:クリスマス〜年末セール
必ずすべてのショップでカメラが値下げされるわけではありませんが、ポイント還元やクーポンが強化されることも多い時期なので、チェックしておくと選択肢が広がります。
4.ネット通販のタイムセール・ポイントアップデー
大手通販サイトでは、期間限定のタイムセールや、ポイントアップキャンペーンが定期的に行われています。価格そのものは大きく変わらなくても、ポイント還元をうまく使うことで、実質的な負担額を抑えやすくなります。
新品カメラの買い時と選び方|ミラーレス・一眼レフ・コンデジ
「カメラを買うなら時期は?」と考えるとき、どのタイプのカメラを選ぶかによっても、少し考え方が変わります。
エントリー向け・初心者向けカメラの買い時
はじめての人が選びやすいのは、エントリー向けミラーレス一眼や、ズームレンズ付きのセットなどです。これらは、春の新生活シーズンや大型セール時期にセット販売されることもあり、ボディとレンズがまとめてお得になっていることがあります。
「とにかくこのイベントに間に合わせたい」という場合は、イベントの1〜2か月前には購入して、家の周りや公園などで撮影に慣れておくと安心です。
ミラーレス一眼・一眼レフの買い時
最近は、ミラーレス一眼が主流になりつつあり、一眼レフは新製品の数が少なくなってきたと言われています。そのぶん、ミラーレスのラインナップは充実してきており、新製品サイクルも比較的早めです。
ミラーレス・一眼レフのどちらにするか迷っている場合は、
- 今後もレンズを増やしていきたいか
- 動画撮影も重視したいか
- できるだけコンパクトに持ち歩きたいか
といった点を整理しつつ、実際に店頭で握ってみて、操作感や重さを比べるのがおすすめです。
フルサイズかAPS-Cかで変わる予算感とタイミング
センサーサイズによっても、価格帯や買い時の考え方が変わります。
| タイプ | 特徴のイメージ | 買い時の考え方 |
|---|---|---|
| APS-C | 比較的コンパクトで価格も抑えめ。入門〜中級に人気。 | 型落ちやセットモデルをセール時に狙うと、予算を抑えやすい。 |
| フルサイズ | 高画質・高感度に強いモデルが多く、価格も高め。 | ボーナス時期や大型セール、キャッシュバックキャンペーンなどを活用すると負担を軽くしやすい。 |
フルサイズは本体・レンズともに高額になりやすいため、セールやポイント還元を組み合わせることで、総額を抑える工夫がしやすい分野です。
新製品を発売直後に買うメリットと注意点
新製品を発売直後に購入するメリットとしては、
- 最新のオートフォーカスや高感度性能など、新しい機能をいち早く楽しめる
- 情報が多く、レビューや作例を見ながら選びやすい
といった点があります。一方で、発売直後は価格が高めで、数か月後に値段が落ち着くことも多いため、「少し待つ」という選択肢も検討できます。
型落ちモデルを選ぶメリットとデメリット
型落ちモデルは、
- 性能はまだ十分でも、ひと世代前という理由で価格が下がっている
- レンズ資産を増やしたい人にとって、ボディ価格を抑えやすい
というメリットがあります。一方で、
- 在庫が減ってくると、希望のカラーやキットが手に入りにくくなる
- 今後のアップデートや周辺機器との連携を考えると、長期的なサポート期間が短くなる可能性もある
といった点には注意が必要です。「長く使いたい一本目なのか」「とりあえず始めてみたいのか」で、選び方が変わってきます。
中古カメラの購入タイミングと注意点
予算を抑えつつ良いカメラを手に入れたい人にとって、中古カメラ市場は大きな選択肢になります。近年は、中古でも状態の良いカメラやレンズが多く出回っており、専門店やオンラインショップも充実しています。
中古カメラの「買い時」のイメージ
中古カメラは、新製品や上位モデルが発売されると、それまで使っていたカメラを手放す人が増えるため、新製品発表後〜発売後のタイミングで流通が増えやすいと言われています。
また、年度末・年度始めやボーナスシーズンなど、買い替えが増える時期に中古の在庫が厚くなることもあるとされています。
中古カメラを選ぶときに確認したいポイント
中古カメラを検討する際は、次のような点をチェックしておくと安心です。
- 外観のキズ・スレ・へこみの有無
- レンズのカビ・くもり・ホコリの状態
- シャッター回数や、各ボタン・ダイヤルの動作
- 動作保証や店舗保証の有無・期間
- バッテリーや付属品の有無
特にオンラインで購入する場合は、写真や説明文が詳しいショップを選び、保証内容もあわせて確認しておくと、後から安心しやすくなります。
中古と新品で迷ったときの考え方
中古と新品、どちらが正解ということはありません。迷ったときは、次のような観点で整理してみると決めやすくなります。
- 予算:ボディだけでなく、レンズやアクセサリーも含めた総額で比較する
- 保証:長く安心して使いたいなら、新品や保証付き中古を優先
- 使い方:頻繁に撮影するなら、扱いやすさや耐久性を重視
「最初の1台は新品で、2台目・3台目で中古を活用する」など、段階的に使い分ける人もいます。
目的別|カメラを買う時期の決め方
同じ「カメラを買うなら時期は?」でも、何を撮りたいかによって、優先したいポイントが変わります。
子どもの行事(運動会・七五三・入学式など)の場合
子どもの行事をきっかけにカメラを検討する場合、最優先すべきは「イベントに間に合うこと」です。
- できればイベントの2〜3か月前には購入し、普段の公園や家の中で撮影に慣れておく
- 望遠ズームが必要かどうか、試し撮りで確認しておく
- バッテリー・メモリーカードなど、当日困らないように一緒に揃えておく
このケースでは、「セールまで待って間に合わない」よりも、少し早めに買って練習しておくことのメリットのほうが大きい場合が多いです。
旅行・趣味の風景撮影がメインの場合
旅行や風景撮影が目的の場合は、旅行の時期から逆算して、1〜2か月前を目安に検討すると安心です。旅行のオフシーズン前後には、関連グッズがセールになることもあるため、そのタイミングでカメラを含めて揃える人もいます。
スポーツ・動きの速い被写体を撮りたい場合
スポーツやペットなど、動きの速い被写体を撮りたい場合は、
- オートフォーカス性能
- 連写性能
- バッファ容量
といった要素も大切になります。こうしたモデルは価格も高めになりやすいため、ボーナス時期や大型セールを活用しながら、型落ちの上位機種を検討するという考え方もあります。
カメラを安く買うコツ|予算を抑えたい人向けチェックポイント
ここからは、「カメラを買うなら時期は?」と考えるときにあわせて知っておきたい、価格面での工夫をまとめます。
メーカーのキャッシュバック・キャンペーンを活用する
カメラメーカーが期間限定で行う、キャッシュバックキャンペーンが実施されることがあります。対象モデルを購入し、応募すると一定額が戻ってくる仕組みで、セールと組み合わせると負担を抑えやすくなります。
こうしたキャンペーンは、公式サイトや家電量販店の店頭ポップなどで案内されることが多いので、購入を検討している時期は一度チェックしておくと安心です。(具体的な実施状況や条件は時期やメーカーによって異なるため、最新情報の確認が必要です)
ポイント還元・クーポンを上手に組み合わせる
家電量販店や通販サイトでは、ポイント還元アップデーや、カメラ・レンズに使えるクーポン配布が行われることがあります。
価格そのものだけでなく、
- 付与されるポイントの合計
- クーポン利用後の実質負担額
- 長期保証の有無・価格
といった「トータルの条件」を比べることで、お得な選び方がしやすくなります。
アウトレット品・展示品・訳あり品も選択肢に入れる
家電量販店や中古専門店には、展示品・外箱キズ・訳あり品など、性能には問題がないけれど価格が抑えられている商品が並ぶことがあります。
外観の小さなキズが気にならない人にとっては、「きれいに撮れること」が満たされていれば十分という場合も多く、こうした商品は有力な選択肢になります。ただし、保証内容や返品条件は必ず確認しておきましょう。
ネット通販と店頭価格を比べてみる
ネット通販のほうが安い場合もあれば、店頭での値引き交渉やポイント還元を含めると、実質的には店頭のほうが有利になる場合もあります。
可能であれば、
- 通販サイトでざっくり相場を把握する
- 店頭で実機を触りつつ、価格やポイントを相談する
といった形で、両方を比較してみると、自分にとって納得感のある選び方がしやすくなります。
レンズやアクセサリーまで含めた「総額」で考える
カメラ本体の価格だけを見ると安く感じても、レンズ・メモリーカード・予備バッテリー・カメラバッグ・三脚などを揃えると、トータルではそれなりの金額になることが多いです。
カメラを選ぶときは、「本体+必要最低限のアクセサリー」の合計予算をイメージしながら、無理のない範囲で選んでいくのがおすすめです。
買う前に決めておきたい「カメラ選び」の基本
カメラを買うなら時期だけでなく、「どんな使い方をするのか」を整理しておくと、機種選びで迷いにくくなります。
まずは「何を撮りたいか」をはっきりさせる
たとえば、
- 子どもの行事や日常
- 風景・夜景・星空
- テーブルフォト・料理
- スポーツ・動物・乗り物など動きのある被写体
- Vlog・YouTubeなどの動画撮影
など、撮りたいものによって、必要なレンズや機能が少しずつ変わります。「これだけは外せない」という用途を決めておくと、店員さんや商品ページの説明も理解しやすくなります。
サイズ・重さ・操作感をお店で確認する
スペックだけではわかりにくいのが、サイズ感と重さです。持ち歩く時間が長い人や、旅行でたくさん歩く人は、実際に握ってみて「重くて辛くならないか」をチェックしておくと安心です。
また、ダイヤルの位置やメニューの見やすさなど、操作感の好みも人それぞれなので、店頭で触ってみる価値は大きいポイントです。
レンズやシステム全体の見通しを持っておく
カメラ本体は一度買ったら数年使う人が多いですが、レンズはそのあとも買い足していくことが多い機材です。そのため、
- 将来フルサイズにステップアップする可能性があるか
- 自分が撮りたいジャンルのレンズが揃っているか
- サードパーティ製レンズの選択肢があるか
といった点も、余裕があればチェックしておくと、長く楽しみやすいです。
よくある質問Q&A|カメラを買う時期で迷ったときに
Q1.一番安くなるまで待ったほうがいい?
A.「どこが底値か」を正確に読むのはかなり難しいと言われています。価格推移は為替や在庫状況など様々な要因で変わるため、「絶対にここが底値」とは断言しにくいのが実情です。
そのため、撮りたいイベントに間に合うことと、自分の予算内で納得できる価格になったときを、一つの目安にする考え方が現実的です。
Q2.ブラックフライデーと初売り、どちらがねらい目?
A.どちらも大きなセールですが、どちらが有利かは商品やショップによって変わるのが正直なところです。ブラックフライデーは11月の中旬〜下旬にかけて、初売りは年明けに行われることが多く、それぞれに魅力があります。
欲しいカメラやレンズが決まっている場合は、
- 事前に通常価格をチェックしておき、セール時の価格と比べる
- ポイント還元やクーポンも含めて、どちらが自分にとって有利かを見る
といった形で判断すると、納得しやすくなります。
Q3.スマホのカメラで十分な気もするけれど、カメラを買う意味はある?
A.最近のスマホカメラはとても優秀なので、日常のスナップやSNS用の写真なら十分な場面も多いと思います。一方で、
- 夜景や室内など暗い場所
- スポーツや走り回る子どもなど、動きの速い被写体
- 背景を大きくぼかした写真
といったシーンでは、レンズ交換式カメラのほうが撮りやすいこともあります。「こういう写真を撮りたい」というイメージがあるなら、その実現のためにカメラを検討してみる価値は十分にあります。
Q4.円安や物価の影響で、これからもっと高くなる?今買うべき?
A.為替や物価の動きは専門家でも読み切るのが難しく、「今より確実に安くなる」「必ず高くなる」といった予測はしにくいのが現状です。
そのため、「必要な時期」「予算」「満足度」のバランスを見ながら、無理のないタイミングで決めていくのがおすすめです。
まとめ|カメラを買うなら「必要な時期」と「安くなりやすい時期」の両方を意識しよう
最後に、「カメラを買うなら時期は?」という疑問に対して、ポイントを振り返ってみます。
- 大事なイベントに間に合うことは、価格と同じくらい重要
- 新製品は発売から2〜3か月ほどで価格が落ち着きやすい傾向がある
- 型落ちモデルや中古は、性能に対して価格を抑えやすい選択肢
- 初売り・決算セール・ボーナス時期・ブラックフライデーなどはチェックして損はない
- カメラ本体だけでなく、レンズやアクセサリーを含めた「総額」で考える
- 「何を撮りたいか」を明確にすると、機種選びもタイミング選びもブレにくい
カメラの世界は奥が深く、選択肢もとても多いです。だからこそ、「誰にとってもこれが正解」という時期は存在しないとも言えます。
この記事でお伝えした内容は、カメラを買うタイミングを考えるうえでの一つの整理のしかたです。
ご自身の生活スタイルや予算、撮りたいものに合わせて、「今かな」「もう少し待とうかな」と、納得のいく選択をしていただければと思います。
なお、ここでご紹介した情報は執筆時点で確認できた内容をもとにまとめていますが、キャンペーンやセールの実施状況、価格、在庫などは常に変わる可能性があります。
実際の購入にあたっては、必ず各ショップやメーカーの公式情報を確認し、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

コメント