「バイクのヘルメットを買うならどこがいい?」「バイク用品店とホームセンター、通販はどう違う?」
こんな疑問を持って、スマホで調べている方は多いと思います。
ヘルメットは、価格だけでなく安全性やフィット感もとても大切なアイテムです。どこで買うかによって、選べる種類やサポートの内容も変わってきます。
この記事では、「バイクのヘルメットを買うならどこ?」という疑問に答えつつ、バイク用品店・ホームセンター・通販などの特徴を比較し、用途や予算に合わせた選び方をわかりやすくまとめました。
初めてヘルメットを買う方はもちろん、買い替えを考えている方の参考になればうれしいです。
結論:バイクのヘルメットを買うならどこ?用途・予算・安心感のバランスで選ぶのがおすすめ
「ここで買うのが一番正解」と言い切れる場所はなく、人それぞれの用途や重視したいポイントによって、向いている購入先が変わると考えられます。
- 初めてのヘルメット・安全性やフィット感を特に大事にしたい人…バイク用品店・バイクショップでの購入が検討しやすい
- 原付通勤などで気軽に使うエントリーモデルを探している人…ホームセンター・カー用品店なども選択肢になりやすい
- 型番やモデルが決まっていて、価格を比較しながら買いたい人…大手通販サイトやバイク用品の通販サイトが便利
また、日本で販売されている乗車用ヘルメットには、国の定める安全基準に適合した製品であることを示す「PSCマーク」が必要とされています。
さらに、「SGマーク」「JISマーク」などの規格も安全性を判断するひとつの目安として使われています。
どこで買う場合でも、こうしたマークの有無を確認しながら選ぶことが大切です。
バイクのヘルメットを買うならどこ?主な購入先と特徴を比較
まずは、バイクのヘルメットを買える主な場所をざっと整理してみます。
それぞれにメリット・注意点があるので、特徴を押さえたうえで自分に合う購入先を選んでいきましょう。
| 購入先 | 品ぞろえ | 試着・相談 | 価格のイメージ | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|---|
| バイク用品店 (ライコランド・ナップス・2りんかん など) |
◎ 最新モデルや高機能モデルも多い | ◎ スタッフのアドバイスを受けやすい | ◯〜やや高め | 安全性・フィット感を重視したい人 |
| バイクショップ/ディーラー | △〜◯ メーカーや排気量に合ったラインアップ | ◎ 車両の相談と一緒にできる | ◯ | 購入したバイクに合う装備をまとめて相談したい人 |
| ホームセンター | △ 原付・スクーター向けが中心 | ◯ 基本的な試着はしやすいことが多い | ◎ 手ごろな価格帯が多い | 原付通勤などで気軽に使いたい人 |
| カー用品店 | △ 種類はやや限られる | ◯ | ◯ | 車の用品と一緒にヘルメットも見たい人 |
| ディスカウントストア・量販店 | △〜◯ 店舗によって差が大きい | ◯ | ◎ お手ごろなモデルが多い | 価格重視で手軽に買いたい人 |
| 家電量販店 | △ 取り扱いのある店舗とない店舗がある | △〜◯ | ◯ セール・ポイント還元に期待できる | 家電の買い物ついでに見てみたい人 |
| ネット通販 (Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Webike など) |
◎ 非常に豊富 | △ 試着不可 | ◎ 価格比較しやすい | 型番が決まっていて、じっくり価格を比較したい人 |
このように、「品ぞろえ・試着のしやすさ・価格」のバランスは購入先によってかなり違いがあります。
次のセクションから、それぞれの購入先についてもう少し詳しく見ていきます。
バイク用品店・バイクショップでヘルメットを買うメリット・デメリット
バイク用品店は「安全性・フィット感をしっかり確認したい人」に向いている
ライコランド・ナップス・2りんかんなどのバイク用品店は、バイクのヘルメットを選ぶうえで心強い存在です。
専門のスタッフがいることが多く、用途やバイクの種類、走る場面を伝えることで、候補をいくつか提案してもらえる場合があります。
- フルフェイス・ジェット・システムヘルメットなど、種類が豊富
- サイズ測定やフィッティングのサービスを実施している店舗もある
- シールドや内装パッドなど、交換用パーツやアクセサリーもまとめてそろえやすい
「ヘルメットのサイズが合っていないと、安全性能を十分に発揮できない可能性がある」と言われることもあり、フィット感を実際に試せる点は大きな安心材料になります。
バイクショップ/ディーラーで買う場合
新車や中古車を購入したお店で、そのままヘルメットを案内してもらえることもあります。
- 購入したバイクの排気量や用途に合わせたモデルを紹介してもらいやすい
- グローブやジャケットなど、必要な装備をまとめて相談しやすい
- 品ぞろえは店舗ごとに差があり、バイク用品店ほど多くない場合もある
「どのくらいの価格帯から見ればいいのか」「通勤メインだけれど休日のツーリングにも使いたい」など、バイクの使い方に合わせてトータルで相談したい人には検討しやすい購入先です。
ホームセンター・カー用品店・量販店でヘルメットを買うときのポイント
ホームセンター:原付やスクーター向けの手軽なモデルが中心
ホームセンターでも、原付や小排気量バイク向けのヘルメットが販売されていることがあります。
価格が手ごろなモデルが多く、買い物のついでに見られる手軽さが魅力です。
- 半ヘル(ハーフヘルメット)やジェットヘルメットが中心のことが多い
- 色・サイズの選択肢は、バイク用品店に比べると少なめになりやすい
- 通勤・近所の移動がメインの原付ユーザーにとって、手軽な選択肢になりやすい
一方で、スポーツ走行や高速道路メインのライダー向けの高機能モデルは少ない場合が多いため、用途によってはバイク用品店などもあわせて検討するとよさそうです。
カー用品店(オートバックス・イエローハット など)
カー用品店でも、一部店舗でバイクのヘルメットやスクーター向けのヘルメットを扱っている場合があります。
- 車関連の買い物ついでにヘルメットをチェックできる
- 在庫は限られていることが多く、サイズ・カラーの選択肢はやや少なめ
- 原付のヘルメットを早めに用意したいときなどに検討しやすい
ディスカウントストア・量販店で買う場合
ディスカウントストアや総合量販店でも、ヘルメットを扱っていることがあります。
比較的リーズナブルな価格帯のものが中心で、デザイン性を重視したモデルが多い印象です。
- 価格が抑えられているモデルが多い
- ファッション性のあるデザインのヘルメットが見つかることもある
- 安全規格マーク(PSC・SG・JISなど)の有無をしっかり確認して選びたい
どの購入先を利用する場合でも、価格だけで判断せず、「安全規格のマークが付いているか」「サイズは合っているか」も意識して選ぶことが大切です。
ネット通販でバイクのヘルメットを買うならどこ?選び方と注意点
ネット通販のメリット:品ぞろえと価格比較のしやすさ
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・バイク用品の通販サイト(例:Webike など)では、国内外メーカーのヘルメットが幅広くラインアップされています。
- 多数のショップが出品しているため、価格比較がしやすい
- カラーやサイズのバリエーションも豊富なことが多い
- 自宅に届くので、忙しい人でも注文しやすい
一方で、ネット通販の場合は実際に被って試せない点が大きな違いです。
サイズ感が不安な場合は、事前に頭囲を測っておく・サイズ表をしっかり見るといったひと工夫が役立ちます。
サイズ選びで失敗しにくくするコツ
- メジャーで頭囲(眉毛の少し上あたりを水平に一周)を測る
- メーカーごとのサイズ表を確認し、自分の頭囲に合うサイズを選ぶ
- 可能であれば、同じメーカーのヘルメットを実店舗で試着してサイズの目安をつかんでおく
- サイズ交換に対応しているショップかどうか、事前に確認しておく
ネット通販でチェックしておきたいポイント
- 安全規格マーク(PSC・SG・JIS・ECE・SNELL など)の記載があるか
- 販売元・販売事業者の情報が明記されているか
- 中古品・個人出品の場合は、使用年数や保管状況がわかるか(わからない場合は慎重に検討)
- 返品・交換条件(サイズが合わなかったときの対応)が明確か
特にヘルメットは、大きな衝撃を受けたあとは見た目でわからなくてもダメージを受けている可能性があると言われることがあります。
そのため、使用状況がはっきりしない中古品を選ぶ場合は、慎重に検討したほうが安心です。
どこで買うにしても外せない!バイクヘルメットの選び方の基本
① 種類で選ぶ:フルフェイス・ジェット・システムなど
バイクのヘルメットには、主に次のような種類があります。
- フルフェイスヘルメット
顔全体を覆うタイプで、顎まわりまでカバーされます。ツーリングや高速道路を走ることが多い人に選ばれやすいタイプです。 - ジェットヘルメット
顎の部分が開いているタイプで、視界が広く開放感があります。街乗りや原付、スクーターなどで使われることが多いです。 - システムヘルメット
顎の部分を持ち上げてオープン状態にできるタイプです。フルフェイスとジェットの中間的な使い方をしたい人に検討されることがあります。 - オフロードヘルメット
林道やオフロード走行向けの形状で、ゴーグルと組み合わせて使うこともあります。
「どんな場面でバイクに乗ることが多いか」を考えながら、種類を選ぶとイメージがつかみやすくなります。
② 安全規格マークを確認する
日本で乗車用ヘルメットとして販売されている製品には、PSCマークが必要とされています。
さらに、SGマーク・JISマーク・SNELL・ECE・DOTなど、さまざまな安全規格があります。
- PSCマーク:日本の法令に基づく安全基準に適合した製品であることを示すマーク
- SGマーク:製品安全協会が定める基準を満たした製品に付けられるマーク
- JISマーク:日本産業規格に適合していることを示すマーク
どの規格を選ぶかは用途にもよりますが、少なくともPSCマークが付いているかどうかは確認しておくと安心材料になりやすいと考えられます。
③ サイズ・フィット感を重視する
ヘルメットは、サイズが合っていないと本来の性能を発揮しにくいとされています。
頭囲を測るときは、眉毛の少し上あたりを水平に一周させるイメージでメジャーを当てる方法がよく紹介されています。
- かぶったときに、前後左右に大きく動かない程度のフィット感があるか
- 頬まわりがきつすぎないか(少し頬が押されるくらいのフィット感が目安とされることが多い)
- 長時間かぶっても頭が痛くなりにくそうか
バイク用品店などでは、頭のサイズ測定や内装パッドの調整などを行っている店舗もあります。自分では判断しづらいと感じる場合は、スタッフに相談しながら試着を繰り返してみるのも一つの方法です。
価格の目安と「少しでもお得にヘルメットを買いたい」ときの工夫
バイクヘルメットのおおまかな価格帯
モデルやブランド、機能によって大きく変わりますが、一般的な目安としては以下のような価格帯のヘルメットがあります。
- エントリーモデル:おおよそ1万円前後〜2万円台
- ミドルクラス:2万円台〜4万円台
- ハイエンドモデル:5万円以上のモデルもある
価格が高いほど必ずしも自分にとって最適というわけではありませんが、快適性や軽さ、静粛性などが向上していることが多いため、どこに予算をかけるかを考えながら選ぶとバランスが取りやすくなります。
少しでもお得に買いたいときにできること
- 型落ちモデルやカラー変更前のモデルをチェックする
- セール・キャンペーン・ポイント還元を上手に利用する
- 通販と実店舗の両方の価格を比較してみる
- 必要なオプション(シールド・ピンロックシート・インカム など)を含めたトータルの予算で考える
ただし、「安さだけ」で選ばず、安全性・フィット感とのバランスを意識することが大切です。
よくある質問Q&A(バイクのヘルメットをどこで買うか迷ったとき)
Q. 初めてヘルメットを買うなら、どこで買うのが無難?
A. 初めての1個目は、バイク用品店やバイクショップなど、試着と相談がしやすいお店を選ぶ人が多いです。
安全規格やサイズ選びなど、分からないことをその場で質問できるのは大きな安心材料になります。
Q. ネット通販だけで選んでも大丈夫?
A. ネット通販でも、多くの人がヘルメットを購入しています。
その際は、頭囲を測ってサイズ表をしっかり確認したり、安全規格マークや返品・交換条件をチェックしたりするなど、事前の情報収集を丁寧に行うことがポイントになります。
Q. 中古ヘルメットを買っても問題ない?
A. 使用状況がはっきりわかる場合を除き、中古ヘルメットは慎重に検討したほうがよいと考えられます。
大きな衝撃を受けたかどうかは外観から判断しにくく、内部のダメージが分からないこともあるためです。
Q. ヘルメットは何年くらいで買い替えたほうがよい?
A. メーカーや使用環境によって推奨される年数は異なります。
一般的には数年程度を目安に買い替えを検討するという情報もありますが、具体的な年数は各メーカーの案内や取扱説明書を確認してください。
まとめ:バイクのヘルメットを買うならどこ?自分の「安心できる買い方」を見つけよう
バイクのヘルメットは、バイク用品店・ホームセンター・カー用品店・量販店・ネット通販など、さまざまな場所で購入できます。
どこが一番良いというよりも、
- 用途(通勤・街乗り・ツーリング・高速道路など)
- 重視したいポイント(価格・フィット感・デザイン・ブランド など)
- サイズ選びにどれくらい自信があるか
といった要素を合わせて、自分に合った購入先を選んでいくイメージに近いです。
「バイクのヘルメットを買うならどこ?」と迷ったときは、まずは一度バイク用品店で試着して、サイズ感や種類の違いを体感してみるのもひとつの方法です。
そのうえで、予算やライフスタイルに合わせて、実店舗・通販を上手に組み合わせながら、自分にとって納得できるヘルメットを選んでみてください。
なお、本記事の内容はヘルメット選びの一例であり、すべての方に当てはまるとは限りません。
最終的な購入先やモデルの選択は、ご自身の判断と責任において検討していただき、安全運転と安全装備を心がけていただければと思います。

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