「木材を買うを買うならどこがいい？ホームセンター・材木店・通販のどれを選べばいいの？」
DIYで棚やデスクを作ったり、ウッドデッキを作ったりしようとすると、まず悩むのが「木材をどこで買うか」です。
身近なホームセンターだけでなく、昔ながらの材木店や、ネット通販で木材を買う方法もあり、選択肢が増えている分迷いやすくなっています。
この記事では、「木材を買うを買うならどこ？」と迷っている人向けに、ホームセンター・材木店・通販の特徴を整理し、用途別に選び方の考え方をまとめました。
どこか1つを強くおすすめするのではなく、それぞれの良さを知ったうえで、自分の目的に合った買い方を考えられる内容にしています。
木材を買うを買うならどこ？まずは3つの選択肢をざっくり比較
木材を買える主な場所は、次の3つに分けられます。
- ホームセンター（量販店の木材コーナー）
- 材木店・木材専門店
- ネット通販（総合通販サイト・木材専門通販など）
ホームセンターでは、SPF材や合板、1×4材・2×4材などのDIYでよく使う木材が規格サイズで揃っていることが多く、全国どこでも似たような商品を見つけやすいのが特徴です。一方で材木店は、樹種やサイズのバリエーションが豊富で、相談しながら選びたい人に適しています。通販は、種類や長さの選択肢が広く、自宅まで届けてもらえるのが大きな利点です。
ざっくり比較すると、次のようなイメージです。
| 購入先 | 特徴 | 向いている人・用途 |
|---|---|---|
| ホームセンター | 規格サイズの木材が多く、1本から購入しやすい。カットサービスがある店舗もある。 | ちょっとしたDIY、棚・机・収納、サッと材料を揃えたい人 |
| 材木店 | 樹種やサイズの幅が広く、用途に合わせて相談しやすい。まとまった量にも対応しやすい。 | 本格的な家具づくり、リフォーム、屋外構造物など |
| 通販 | サイズ・樹種の選択肢が多く、長尺物も注文しやすい。自宅まで配送してもらえる。 | 大きな木材を運ぶのが大変な人、近くに店舗が少ない人、特定サイズが欲しい人 |
このあと、ホームセンター・材木店・通販それぞれの特徴と、木材を買う場所の選び方をもう少し詳しく見ていきます。
木材をホームセンターで買う場合｜手軽さと「今すぐ欲しい」に強い
ホームセンターで買える木材の種類と特徴
多くのホームセンターでは、次のような木材がよく扱われています。
- SPF材（1×4材・2×4材などのツーバイ材）
- パイン集成材・ゴム集成材などの棚板
- ベニヤ板・構造用合板・OSB合板など
- 工作用木材（小さい角材や板材）
SPF材や1×4材・2×4材は、加工しやすく価格も比較的おさえやすいため、DIYでよく使われる定番です。集成材や合板は、反りや割れが出にくく、安定した強度を期待しやすい素材として紹介されることが多いです。
ホームセンターで木材を買うメリット
- 実物を見て選べる
木目や節の位置、反り具合、表面の状態などを自分の目で確認しながら選べます。 - その日のうちに持ち帰れる
「今日作りたい」というときに、必要な木材と道具をまとめて揃えやすいのが大きな利点です。 - 1本から少量でも買いやすい
DIY初心者や、少しだけ木材を試したい人でも利用しやすい買い方です。 - カットサービスがある店舗も多い
店舗によっては有料または一部無料でカットしてくれるため、自宅での作業を減らせます。
ホームセンターでの注意点・限界
- サイズや長さに限りがある
店舗によって扱う規格サイズが限られることがあり、細かい寸法指定までは対応しにくい場合があります。 - 大きな木材は持ち帰りが大変
車が必要になることも多く、配送を頼むと別途送料がかかります。 - カット精度は「ミリ単位の家具づくり」には物足りないことも
カットサービスはラフカットに近い運用の店舗もあり、数ミリ程度の誤差が出ることもあります。
「まずは気軽に木材を買いたい」「標準的なサイズで作れるものを作りたい」という人には、ホームセンターで木材を買う方法が使いやすいでしょう。
木材を材木店で買う場合｜専門的な相談と品質を重視したい人向け
材木店とは？ホームセンターとの違い
材木店・木材専門店は、建築用材・構造材・無垢材などを扱う専門性の高いお店です。
ホームセンターよりも、樹種の種類・サイズのバリエーションが幅広いケースが多く、必要に応じて長さや断面寸法を揃えてもらえることもあります。
材木店で木材を買うメリット
- 用途に合わせて相談しやすい
「本棚を作りたい」「屋外で使いたい」など目的を伝えることで、合いそうな材種や厚みを教えてもらえることがあります。 - 同じ材をまとまった量で揃えやすい
家具を複数台作る、部屋全体をリフォームするといったときに、同じロットで揃えやすいのは大きなメリットです。 - 乾燥状態や品質について詳しい説明が聞けることもある
反りや割れが出にくい材の選び方など、木材ならではのポイントを教えてもらえる場合があります。
材木店を利用する際のハードル・注意点
- 初めてだと入りにくく感じることがある
一般客も歓迎しているお店も多いですが、雰囲気に不安がある場合は、事前に電話や公式サイトで「個人でも購入できるか」確認しておくと安心です。 - 営業時間や支払い方法は事前チェックが安心
日祝休みのお店もあるため、行く前に営業時間・支払い方法・駐車場の有無を確認しておくとスムーズです。 - 小さな量だと割高に感じる場合もある
1本だけなどの少量購入の場合、ホームセンターよりも価格が高く感じることもあるため、用途と予算のバランスを意識して選びたいところです。
「木材そのものにこだわりたい」「長く使う家具や構造物を作りたい」という人は、材木店でじっくり相談しながら選ぶ方法も検討してみる価値があります。
木材を通販で買う場合｜品揃えと配送の便利さを活かしたい人に
木材を買える通販サイトの種類
木材を通販で買う方法としては、おおまかに次のようなパターンがあります。
- 大手通販モール（楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなど）内の木材ショップ
- 木材専門の通販サイト（無垢材・集成材・DIY用木材などを扱うショップ）
- 建材・工具を扱う専門オンラインショップ
通販では、2×4材や板材などの価格比較がしやすく、ショップによっては希望サイズへのカットサービスや、塗装・面取りなどの加工サービスを用意しているところもあります。
通販で木材を買うメリット
- サイズ・樹種・加工の選択肢が広い
店舗によっては、ミリ単位で寸法指定ができる商品もあり、欲しいサイズの板を注文しやすいのが特徴です。 - 重くて長い木材を自宅まで届けてもらえる
大きな木材を運ぶのは負担が大きいため、配送で玄関先まで届けてもらえるのは大きな魅力です。 - 近くにホームセンターや材木店が少ない地域でも利用しやすい
地域による店舗の有無に左右されず、必要な木材を探しやすくなります。
通販で木材を買うときの注意点
- 送料の確認が必須
木材は長さと重さがあるため、送料が高めになることがあります。ショップごとの送料条件や、長尺物の追加料金などを事前に確認しておきたいところです。 - 実物を見て選べない
木材は天然素材のため、節の位置や木目は一本ごとに異なります。写真だけでは質感や色の違いが分かりにくいので、「多少の差があるもの」と理解して注文する必要があります。 - 納期に余裕を持つ
カットや加工を依頼した場合、出荷までの時間が長くなることがあります。必要な日程が決まっている場合は、余裕を持って注文するのが安全です。
「大きな木材を運ぶのが大変」「欲しいサイズをぴったりで用意してほしい」という人は、通販で木材を買う方法も候補に入れてみると選択肢が広がります。
用途別｜木材を買う場所の選び方の目安
簡単なDIY・収納棚・子どもの工作の場合
ちょっとした収納棚や、小さめのテーブル、子どもの自由研究など、比較的シンプルなDIYであれば、ホームセンターで木材を買う方法が使いやすいです。
- 定番サイズの2×4材・1×4材や合板で作れる設計が多い
- 足りない分をすぐ買い足しやすい
- 道具やネジ、塗料なども同時に揃えられる
デスク・本棚・テレビボードなどの家具づくりの場合
長く使う家具を作る場合は、反りにくさや強度、見た目も意識して木材を選びたいところです。
- ホームセンターの集成材や厚めの板材で作る方法
- 材木店で無垢材や集成材を相談しながら選ぶ方法
- 通販で指定サイズにカットしてもらった板を注文する方法
とくに大きな本棚やデスクの場合は、必要なサイズをあらかじめ図にしておき、「どの店なら必要なサイズが用意しやすいか」という視点で店舗や通販サイトを比べると選びやすくなります。
ウッドデッキ・フェンスなど屋外で使う場合
屋外で長期間使うウッドデッキやフェンスなどは、耐久性や防腐処理の有無が特に重要になります。
- 屋外用の木材や防腐処理済みの材を扱うホームセンターや材木店を探す
- ウッドデッキ用の木材セットを扱う通販ショップを検討する
屋外用の木材は、樹種や処理方法によって価格差が大きいため、まずは施工例や商品説明などを確認しながら、無理のない範囲で選ぶことが大切です。
リフォーム・大規模な工事の場合
床や壁、構造材などを扱うリフォームや新築に近い規模の工事では、工務店や大工さん、設計者と相談しながら材木店で選ぶパターンが多く見られます。
自分で木材を手配する場合でも、どのような規格の木材が必要か、仕上げの方法はどうするかなど、専門家に確認しながら進めると安心です。
木材を買う前に決めておきたいこと｜失敗を減らすチェックリスト
① 木材の種類をざっくりイメージしておく
木材には、無垢材・集成材・合板・SPF材など、いくつかの種類があります。すべてを細かく覚える必要はありませんが、次のような特徴だけでも事前に知っておくと選びやすくなります。
- 無垢材：1本の木から切り出した材。木の質感を味わいやすいが、乾燥状態によっては反りや割れが出る場合もある。
- 集成材：小さな木材を接着して再構成した材。反りにくく、幅広の板を取りやすい。
- 合板：薄い板を何層も貼り合わせた材。強度が高く、板としても扱いやすい。
- SPF材などのツーバイ材：加工しやすく比較的価格を抑えやすい、DIYの定番材。
② 必要なサイズ・本数をメモしておく
木材を買いに行く前に、
- 厚さ・幅・長さ
- 必要な本数
- カットしてほしい寸法
を、紙やスマホにメモしておくだけで、店頭や通販サイトで迷いにくくなります。
特に通販では、サイズを間違えると返品が難しい場合もあるため、設計図やスケッチを元に、必要寸法をしっかり確認しておくことが大切です。
③ 持ち帰り方法や配送方法を考えておく
長い木材や重い板材は、車での持ち帰りが難しいこともあります。
ホームセンターや材木店によっては、配送サービスを用意している場合もあるので、料金や条件を事前に確認しておきましょう。
④ 予算とトータルの費用をおおまかにイメージする
木材の価格は、樹種・サイズ・仕上げ・品質によって変わります。DIY向けに紹介されることが多いSPF材や集成材、杉材などは、比較的コストを抑えやすい素材として取り上げられることがあります。木材代だけでなく、カット代・送料・必要な金物や塗料なども含めて、ざっくりとした総額をイメージしておくと安心です。
よくある疑問Q&A
Q. 2×4材や1×4材だけで家具は作れる？
A. サイズや設計によりますが、シンプルな棚や簡易的なデスクであれば、2×4材・1×4材を中心に作られている作例も多く見られます。
ただし、荷重のかかり方や固定方法によって強度は変わるため、過度な荷重をかけないよう注意が必要です。
Q. 木材は1本だけでも買える？
A. ホームセンターでは1本単位で購入できる場合がほとんどです。材木店でも、1本から販売しているところがありますが、取り扱いや価格体系はお店ごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。
Q. 反りや割れを完全に避けることはできる？
A. 木材は天然素材のため、湿度や温度の変化によって多少の反りや割れが出る可能性があります。乾燥状態の良い材を選ぶ・使用環境に合った材を選ぶなどでリスクを減らすことはできますが、完全に避けることを保証することは難しいと言われています。
まとめ｜木材を買うを買うならどこが自分に合うか考えてみよう
「木材を買うを買うならどこ？」という疑問に対して、ホームセンター・材木店・通販それぞれの特徴を見てきました。
- ホームセンター：手軽に少量から、標準的な木材を今すぐ買いたい人向け
- 材木店：樹種や品質にこだわりたい、本格的な家具や構造物を作りたい人向け
- 通販：大きな木材を運ぶのが大変な人、特定サイズや特殊な材を探したい人向け
どれか1つが「絶対に正解」というよりも、自分が作りたいもの・予算・作業環境に合わせて、複数の選択肢を組み合わせていくイメージに近いです。
たとえば、設計を考えるときに「この部分はホームセンターで買えるツーバイ材で」「天板だけは材木店や通販で少し良い板を選ぶ」といった組み合わせ方もあります。
なお、通販サイトや各ショップでは、価格や送料、ポイント還元などが日々変わることがあります。
Amazonや楽天市場などの通販サイトで木材を探す場合も、価格・在庫・送料・ポイントなどは、その都度公式の表示を確認することをおすすめします。
この記事の内容は、木材を買う場所を考えるときの一つの考え方としてまとめたものです。
最終的な判断や行動は、ご自身の状況や目的に合わせて、各ショップや専門家の情報も参考にしながら決めていただければと思います。
コメント